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最優先育成人材発掘サービスKANAME、「KANAME Data Campus」設立

今回新たに、最優先で育成すべき人材(以下、要人材)に特化した成長率及び変化率などの育成データを蓄積、研究し、同様の課題を抱える企業や経営者が「要人材」起点の組織活性化に注力できる環境や情報収集をできる場として「KANAME Data Campus」を設立したことをお知らせいたします。

「KANAME Data Campus」設立の背景

「KANAME」は、最優先で育成すべき自律人材である「要(カナメ)人材」を発掘し、人材育成の優先順位を可視化するための人材発掘サービスです。これまでに約10万人以上の回答データのアリゴリズム(※特許申請中)をもとに、3%〜5%の組織の要となる人材を発掘いたします。従来の組織人事戦略は、従業員全員の足並みを揃え、公正かつ均一的な人材育成モデルが一般的でした。一方、ITSUDATSU社が提唱する組織人事戦略は、「組織の中で、成長しやすい人、変わりやすい人(要人材)から優先的に経営や教育リソースを投下し、その要人材から生まれた波及効果」によって企業の組織活性化を実現するものです。

昨今、新型コロナウィルス(COVID-19)のパンデミックを受け、未曾有の社会課題に直面し、私たちは身をもってVUCA時代を実感するとともに、これまでの生き方や働く価値観、ビジネスを根本から見つめ直す動きが社会的にも広がりました。加えて、Z世代の台頭により、従来型の中央集権型な企業経営の思想やマネジメントのあり方も、自律分散型・自律調和型へと大きく変化しつつあります。

その中、企業が大きく問題視しているのは、いかにして働く一人ひとりの「自律的な活躍」を支えるかということです。様々なお客様から「今までの弊社にとっての優秀な人材像が変わり、従来の人事戦略が通用しなくなってきている。だからこそ、既存の枠組みに捉われない、覚悟が据わっている人材を抜擢し、新しい時代にあった組織開発を進めていきたい」など、会社にイノベーションを起こす要人材の発掘の仕方及び育成方法に悩みを抱えていると実感しております。これからの人事戦略は従来の「HR Tech」を起点とした仕組み的施策だけではなく、「要人材」を起点とした人材主導への変化が求められると考えられます。しかしながら、「要人材」を軸とした組織活性化法や人材育成における優先順位という考え方がまだ日本には浸透しておらず、経営者や人事部門の方がその情報を得る機会が少ないのが現状です。

そこで「要人材」に特化した成長率及び変化率などの育成データを蓄積、研究し、同様の課題を抱える企業や経営者が「要人材」起点の組織活性化に注力できる環境や情報収集をできる場として「KANAME Data Campus」を設立することといたしました。これからも異端な才能やポテンシャルを持つ要人材を発掘し、その要人材を更に伸ばすイノベーション人事を啓蒙してまいります。

「KANAME Data Campus」の役割

「KANAME Data Campus」は、企業の経営者や人事部門を対象とし、これまで約10万人以上の回答データをもとに、要人材の発掘・分析・育成、企業の活用事例・実績を研究し、その研究に基づいた情報を発信する専門機関です。

<役割>
●経営者や人事部門担当者を対象とした、要人材の発掘・分析・育成の研究
●「KANAME」導入による、要人材の成長率の分析と考察
●「KANAME」導入による、組織変化の分析と考察
●学術領域との協働により、抜擢を主としたタレントマネジメント領域の牽引
●採用活動、人材活用における各種統計データから導く、タレントマネジメントのトレンド予測
●株式会社ITSUDATSUによる、ヒューマンアナリティクスの実践に基づいた考察と研究データの発信活動
●世界各国の労働政策・人材ビジネスの情報収集
●先進企業の人材マネジメントの情報収集