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株式会社ITSUDATSU代表取締役の黒澤が「ISO30414リードコンサルタント/アセッサー」の認定を取得

~ 人的資本開示に対応した最適な経営・組織コンサルティングサービスの実現へ ~

最優先育成人材発掘・抜擢サービス「KANAME」等を運営する株式会社ITSUDATSU(本社:東京都港区、代表取締役CEO:黒澤伶)は、2018年に国際標準化機構(ISO)が策定した人的資本に関する情報開示のガイドラインである「ISO30414」の組織認証が可能となる、「ISO30414リードコンサルタント/アセッサー」の認証資格を当社代表の黒澤が取得し、人的資本開示に対応した最適な経営・組織コンサルティングサービスを開始したことをお知らせします。

「ISO30414リードコンサルタント/アセッサー」認証資格取得の背景

「ISO30414(人的資本に関する情報開示のガイドライン)」は、2018年12月に国際標準化機構(International Standard Organization)のマネジメントシステム規格の1つで、組織が自社の従業員に関する人的資本の情報について、定量化し、分析し、開示するための国際的な指標として設けられたガイドラインです。

「ISO30414」は、内部及び外部のステークホルダーに対する人的資本に関する報告のための指針であり、労働力の持続可能性をサポートするため、組織に対する人的資本の貢献を考察し、透明性を高めることを目的として発表されました。近年、国内外の投資家が企業の長期的な価値向上に向けた取り組みを重視し、その際重要となる人的資本の情報公開に注目し始めていることが背景にあります。2020年8月には、米証券取引委員会(SEC)が、上場企業の人的資本に関する情報公開を義務化しました。

日本でも、2010年代から、金融庁が投資家の行動原則として定めた「スチュワードシップ・コード」が、中長期的視点で企業の持続的成長を促すことを求めており、人的資本への注目を高まりつつあります。記憶に新しい2023年からは「企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令」が公布・施行、有価証券報告書等における人的資本・多様性に関する開示が義務化され、日本企業は早めに対応を進める必要があります。

そうした潮流を受け、当社代表の黒澤が「ISO30414リードコンサルタント/アセッサー」認証資格取得に踏み出した背景には、人材戦略の最適化がますます重要になる、昨今のビジネス環境において、人的資源の有効な活用と最適な配置を追求するため、より効果的な手法とフレームワークの活用が必要であると認識しました。当認証資格は、企業でのISO30414の導入において、コンサルティング/監査/認証を実施するに充分な知識・能力を有するとの認められたものとなります。

今回「ISO30414リードコンサルタント/アセッサー」認証資格の取得を通じて、人的資源管理のプロセスを強化していくことはもちろんのこと、当社としても人的資本開示に対応した最適な経営・組織コンサルティングサービス(国際標準規格ISO30414の導入コンサルティング)を提供していきます。

代表取締役CEO 黒澤伶 コメント

「企業は人」という古くからある考えが、本当の意味で問われ始めています。少子高齢化や産業のグローバル化、デジタル化に伴い、人材の多様性や生産性の確保や、イノベーションを創出する人材の獲得が企業にとってこれまで以上に重要となってきました。米国では、企業価値に占める無形資産の割合が9割に上りますが、日本は3割程度に留まるのが現状です。人的資本の開示は企業の「長期的価値」を測ることを目的としています。だからこそ、元来中長期的な視点からの育成を重要視する日本企業とは相性が良いはずなのです。もともとお家芸だった「人をあるがままに活かす」日本企業独自の取り組みを積極的に開示できる好機とも言えます。今後、国や業界慣習に応じた組織人事戦略の情報開示を元に、日本企業の成長に貢献してまいります。